こんにちはfujiiです。
冬季オリンピックもあっという間に終わり、そろそろ春がそこまで来ている気がします。
さて、前回の「展覧会へ行こう!vol.12」の最後にふれた企画展にすべり込みで行ってきました!
「上田薫とリアルな絵画」
会場:茨城県近代美術館
会期:2021年10月26日(火)~12月12日(日)
看板に使用されている生卵のシリーズは見たことある方もいるかもしれませんよね。
私はこの企画展で初めて実物を見たのですが、写真よりはるかに高い解像度のアナログ画という
“リアルのその向こう側”みたいな、何とも言えない感覚になりました。
実際にカメラで撮影したとしても写り込まないであろう部分まで描き込まれているような、非現実だけど異常なまでのリアル感に引き込まれていく魅力を感じます。
これが“スーパーリアリズム”独特の世界観かなと改めて思います。
上田薫さん以外の作家の作品も数多く展示されており、不思議な“リアルの世界”を楽しめる企画展になっていました。
平面なのにそこに実際存在してるような立体感、さわなかな香りがしそうな瑞々しさ、触ったらプルプルしそうな透明感…本当に私の視力がバグりそうでした。
私達が普段“リアル”と思う感覚は何なんだろうかと考えさせられます。
上田薫さんは70代になってからも新シリーズの作品に意欲的に取り組まれていて、なんてエネルギッシュな方なんだろうと驚きました。自分がその年齢になったときに何かに挑戦する力って沸いてくるのだろうかと震えます。
2021年の最後によい刺激をいただきました。
私が次に行こうかなと思っている企画展はコチラです。
「藤沢市所蔵 招き猫亭コレクション 猫まみれⅡ」
会場:笠間日動美術館 企画展示館
会期:2022年3月19日(土)~5月15日(日)
「展覧会へ行こう!vol.05」でも猫に関する企画展に行ったのですが、“猫”の企画展って結構多いと思うんですよね。どんな猫さんがいるのか楽しみです。
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