こんにちはfujiiです。 今回は、夏から秋にかけて行ってきた展覧会をまとめてご紹介しようと思います。
基本的に私は夏の暑さに弱い人間なのですが、真夏の暑さに耐えながらも、
8月に頑張って行ってきたのがコチラ。
「NEVER COMPLETE 小畑健展」 会場:アーツ千代田 3331〈東京会場〉 会期:2019年7月13日(土)~8月12日(月・祝) ※東京会場は8月で終了していますが、全国巡回展です。
はい、もうメインアートがすごい画力!!!! 「ヒカルの碁」や「DEATH NOTE」「バクマン。」などのヒット作で知られる
漫画家・小畑健先生の画業30周年の記念展覧会です。
↓東京会場内にあったパネルなど(撮影OK)
私は中学生くらいの時に「人形草紙あやつり左近」という漫画がきっかけで
小畑健先生を知ったのですが、 当時「え?何!?このめちゃくちゃ絵が上手い人!!!!」
という衝撃がありました。
今はデジタルで描かれる方が多いですが、
小畑先生のアナログ原画の威力はデジタルを超える凄まじさがあります。 線一本(例えば「ヒカルの碁」の藤原佐為の髪の毛一本)でさえ美しいと
震えるレベルの圧倒的な画力でした。
展示されているインタビュー映像の中で
「もっと上手く描きたいなっていう子供の頃からの気持ちが続いてる」と
おっしゃっているのが印象的で、
展覧会タイトルの「NEVER COMPLETE」がとても心に響きました。
9月になってからは、二つ展覧会に行ってきました。
まず一つ目はコチラ。
「高畑勲展 -日本のアニメーションに遺したもの」 会場:東京国立近代美術館 会期:2019年7月2日(火)~10月6日(日)
“絵を描かないアニメーション監督”と言われている高畑さんが、 どのようにして数々のアニメーション作品を生み出していったのかを、
膨大な資料とともに辿っていく展覧会です。
高畑さんが、いかに日本のアニメーションの基盤となる考え方やシステムを
作り出していったのか、アニメーション表現の可能性の探求をし続けたかが
よくわかる内容になっています。
とにかくとてつもない量のご本人直筆資料の数々が展示されており、
全ての展示資料を読んで回ろうとすると一日ではとても足りない!!と感じる
物凄く情報量の多い展覧会です。
背景の絵ととても自然に世界観が広がるアルプスの少女ハイジのジオラマ。 このジオラマ、本当に細かな所まで良くできており、
ハイジとペーターの今にも動き出しそうな雰囲気も相まって、アニメーションの世界に入って空から眺めているような感じでした。
実寸?のハイジとおじいさんのお家。…ヨーゼフが大きいね。
二つ目の展覧会はコチラ。
「みんなのレオ・レオーニ展」 会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館〈東京会場〉 会期:2019年7月13日(土)~9月29日(日) ※東京会場は9月で終了していますが、全国巡回展です。
癒される予感がする!と思って行ってきた「レオ・レオーニ展」 小学校の国語の教科書に載っていた「スイミー」の原画も見れる展覧会です。
(写真はグッズ売り場にいた“わにのコーネリアス”と“ねずみのフレデリック”)
この企画展では、絵本の原画の近くに、実際に日本で書籍になっている絵本が自由に手に取れる形で置いてあり、絵本を見ながらその原画も一緒に見て比較できるの展示方法がすごく良いなと思いました。
子供連れの方も多くて、皆さん絵本片手に楽しそうに観て回っていました。
さて、今年は本当に台風が多くて、涼しくなったと思ったらまた暑くなったりと
天気も体調も不安定になりがちな夏~秋でしたが、
“芸術の秋”ですし、またのんびりと展覧会巡りに行けるといいなと思います。