top of page
執筆者の写真MAX.C

断捨離


何を捨てるかで誇りが問われ、何を守るかで愛情が問われる スティーブ・ジョブズ

MAX.Cです。久しぶりのブログ更新ですね

さて、今回は断捨離について書こうと思います

断捨離というと、身の回りの余計なものを整理・処分して

生活をよりシンプルに・豊かにしようって感じの考え方が一般的ですが

私の行っている断捨離は、生活を豊かにというより、

いつ死んでも周りに迷惑をかけないように

そして、死んでまでこれ以上の恥を晒さないようにという切実な思いがきっかけです

自分の亡き後、嫁ならまだしも、ほとんど他人といっていい親族に

「こいつ、アニメのスクラップ記事集めてやがるぜ!」

「なんか変なシールやカードがたくさんあるんですけど、キモ~」

とか言われたら悶絶ものです

死んでも死にきれません…

というわけで、今年に入ってから更なる断捨離を決行中なのです

ゲーム機器など、お金になりそうなモノは処分済なので

現在のメイン作業は、若いころ一生懸命集めていた珍コレクションの処分です

大量のカード類、シール、ポスター、パンフレット、雑誌付録…

どこで手に入れたか忘れた、犯罪すれすれのアイテムたち

収集したモノを捨てる瞬間は、美しき過去の想い出や

「いつか価値が出て高く売れるのでは?」という甘い考えもよぎりますが

そんな邪念を捨て「現時点で自分にとって必要か否か?」

を基準に捨てることに専念しました

かつて自分が愛した作品・世界観の集大成であるコレクションを

ゴミ袋へ捨てるのはとてもつらく、激しい喪失感に襲われ続けましたが

その一方で、不思議な感情も芽生えました

それはコレクションは所詮「モノ」であり、自分の愛すべき本質ではないこと

自分はシールやポスターなどの「モノ」ではなく、

作品やキャラクターの世界観そのものを愛していたのだということ

そのことに気づきはじめたとき、

「モノ」を捨てれば捨てるほど「愛」が深まっていくのを感じました

それに結局のところ、モノはいつしか劣化します

モノが劣化すると商品としての価値は下がります

しかし自分に残ったこの「愛」は劣化しないしプライスレス

モノはあくまでも「愛」を再認識するトリガーにすぎません

「全ては、ただそれがあるだけ」であり

モノそのものがなくても、世界はすでに「萌え」であふれている

トリガーなしでも脳内でいつでも楽しめてこそ一流の紳士!

そうだ!これから集めるなら、劣化もなく場所も取らないデジタルデータにしよう!

断捨離をすることで新たなる高みを垣間見た気がしました

最後に、どうしても捨てられないときの対処法を紹介したいと思います

まずは、ここにLD-BOX購入特典(計8万程)でGETしたお宝ポスターがあったとします

(売れば数千円になる可能性があるかもしれませんが、経年劣化もあり微妙…)

そんな時はそのポスターを、そっと嫁へ手渡します

すると次の瞬間、ポスターが引き裂かれます

さらに、紐で束ねた漫画を手元に置いておきたくなったと、嫁に懇願したとします

すると嫁がその本にバシャッと水をかけます

あとは、この繰り返しです

つまり『価値感』を共有しない人に手伝(破壊)ってもらうのが一番はかどります

ただ、あまりにも無慈悲に破壊するのでケンカになる可能性もありますのでご注意を

何はともあれ、自分にとって何が一番大切かを吟味し捨てていくのは

追加することよりも難しいですし、手間もかかります

デザインも同じと言えるでしょう

おわり

閲覧数:84回
bottom of page