突然ですが『ぬすまれた月』という絵本をご存じでしょうか。 イラストレーター兼グラフィックデザイナーの和田誠氏が 50年以上も前に出版された作品です。
この記事のイラストは、娘が絵本を写していたので
何点か勝手に拝借したものです。
誰のものでもない月。 それを一人の男が、
自分のものにしようと持ってかえってしまう
という出だしからはじまる物語。
先日、その『ぬすまれた月』が期間限定で プラネタリウム上映されていることを知り、
この度、日立市のシビックセンターへおじゃましました。
スクリーンは絵本と同じ世界が大画面に映し出され ナレーションは女優の大竹しのぶさん。 スッキリとテンポのいい語りが自然とストーリーに
引きこんでくれました。 1960年代当時の社会情勢が組み込まれつつも
色々な事に気付かせてくれ、 また子どもに優しく伝えてくれます。
絵本を、このよううなプラネタリウムで観て、 どこか新鮮な気持ちになれました。
こういう世界も娘にとっては
一瞬の興味にしか過ぎないのですが、
こうして付き合うのも面白いなと感じました。